自分のためのカタログギフト

カタログギフトというと、人にプレゼントするために使うものというようなイメージが強いかもしれません。
やはり日本はお中元やお歳暮などの贈り物を風習や文化としてずっと行ってきましたから、ギフトを贈るということになってくると、お中元やお歳暮を無視することはできません。
しかしながら、最近はそうした風習的な贈り物というものが見直されている時期になってきています。
それはやはり不景気になってなかなか庶民の財布の紐が固くなってきていることと関係はかなり大きいようです。
お金が少ないとギフトの額を下げるか、いっそのことギフトをやめるかという選択の2つに絞られてきます。
特にそれほど昔のような人脈こそが命というような社会ではだんだんとなくなってきています。
いわゆる「ゆるい連帯」という社会学的な言葉が表すように、ギフトにもゆるく贈るというような形態が生まれつつあります。
自分が気に入ったから友達にも教えてあげるというような自分の嗜好から発信するギフトというものがだんだんと増えてきていて、それを反映してかカタログギフトの中にも自分のために買うというようなコーナーが登場したりしており、価格も安く自分のために使うわけなので数量も少ないものが用意されていたりします。
自分へのごほうびにカタログギフトを贈るという文化は果たしてこれから根付いていく流れが生まれつつあります。
つまりは昔のようなお中元やお歳暮という制度はだんだんと身を潜めていくはずです。
それは消費を活発に行っている若年層の感覚とそうした自分のためのギフトの関係性が非常に強いからに他なりません。
お中元やお歳暮を贈りあっている世代はやはり年齢が高く、昔ながら大家族のシステムの中で生活を続けている世代になっています。
しかしながら、その家族という枠組みも核家族の存在が物語るようにだんだんと散らばっていっており、そこから個人的なカタログギフトのあり方というものも見直されてくる時期がもうすぐ来ると思われます。
そうしたカタログギフトへの関わり方が変化していくにつれて、提供されるギフトの中身も変わってくるのは間違いありません。
今の段階でさえ、個人的なカタログギフトが登場しているところを見ると、自分のために買ってそれをおすそ分けする感覚でプレゼントするというような大きな人間関係から小さな人間関係へとシフトするのではないでしょうか。
普段、贈り物を探すためにしかカタログギフトの冊子を見ないという人は、自分が好きなものを買うという視点でカタログギフトを見てみると面白いかもしれません。

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